病院での主な治療薬(GS442524製剤)

生後3か月半ほどでFIP発症した子の例です。

年末の時期に発症したため、病院を選んでいる余地がなかった

ということもあるようですが、

モルヌピラビルも検討していたけれど、GS製剤での治療を選ばれたという

オーナーさまより
詳細をお願いし、教えていただきました。

オーナーさまは人間のレントゲン技師さんで異変にいち早く気付かれたそうですが

その時の画像ではお腹のふくらみ等はまったく分からない状態でした。


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メルのFIPについてですが、本日最初の経過観察に行きました。
 
経過としては、

投薬初日の夜には食欲が増しており、

2日目には走り回るくらいには元気になりました。

本日で7日目ですが、腹水は変化なしといった印象です。
 
本日の受診では

血液データにも大きな変化はありませんでした。

軽度貧血および炎症高値です。

投薬による肝障害は示唆されず、発熱もなく食欲や運動が良好であることからも

投薬を継続し、18日に本日同様経過観察に受診することになりました。
 
家では元気ですが、病院では採血でも鳴くことも暴れることもせずお利口です。
 
帰宅後に少し遊んでいる姿を添えておきます。


(動画の掲載の仕方が分からないため後日)


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メルのFIPについてですが、本日2回目の経過観察に行きましたのでご報告します。
 
エコーでは腹水に減量を認め、
血液検査では
・貧血の改善
・炎症数値の著明な改善(正常値まで改善)
アルブミン/グロブリン比は軽度改善
・投薬による肝酵素上昇は許容範囲で前回とほぼ不変
となりました。
 
体重も
12/31 1.6kg
1/6    1.8kg
1/18   2.1kg


と増加しており、2.5kgまでは現在の投薬量で継続となりました。

次回はまた  2週間後の1/31に経過観察となりました。
 
まだ少し水が残っておりお腹に張りはありますが、自宅でも元気に走り回っており、

2階まで階段を登り降りするようもなりました。
 
また少し写真と動画を添付しておきます。






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私も仕事柄FIPを発症した猫に何が起きてるかは

概ね把握できていると思っていますが、

他の飼い主様はそうではないかもしれません。

獣医師だけではなくブリーダーさんからも情報発信があると

他の飼い主様も安心できるかと思います。
 
GS製剤ですが添付した画像のような白色で円形の錠剤です。

冷蔵保存で錠剤の切れ込みに沿ってカットして砕いても良いので

ちゅーる等の食いつきのいいものと一緒に摂らせてくださいと言われました。

シビアにならなくても良いですが24時間毎に摂らせること。

満腹時には効果が少し落ちるようです。








保険は使えないので 薬は実費になります。

獣医師からは 1錠8,000円で 3ヶ月で考えてください。

と最初に説明を受けました。

2.5kgまでは半錠でいいみたいです。超えれば3/4錠など調整するようです。


本日の明細も添付しましたが、7錠で  53,900円なので 1錠 7,700円ですね。

私も治療を行っている近隣の病院を調べ、モルヌピラビルについても確認しました。

ただ、年末だったのであまり病院を選んでいる余裕がなかったのも事実です。
 
 
 
現在の主治医のサイトにある情報ですが、

こちらの病院では

レムデシビルとGS製剤のみで 現在も治療を行なっているようです。

もちろん皆さん経済的事情もあると思うので、

モルヌピラビルでの治療データが集積されることも期待しています。







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メルのFIPについてですが、本日4回目の経過観察に行きましたのでご報告します。
 
痩せてはいるものの身体は大きくなってきており、本日2.66kgでした。

2ヶ月間0.6kg/月くらいで増加しています。

血液データは今回初めて蛋白の異常値が認められませんでした。

炎症数値も初回以降は1度も上がっていません。

エコーでは腹水はごく微量となっており、一部リンパ節腫大があるものの、

1ヶ月半でほぼ寛解状態のようです。
 
2.5kgを超えて薬の服用量が3/4錠となり飼い主の財布へ打撃は続きます…笑


 
現在は元気に遊びまわり、

私の腕にしがみつきカミカミしてくるお転婆さんに成長してます。


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